
こんにちは。現在3歳と6ヶ月の2人の男児を育てているるまむです。
わが家では1人目、2人目ともに新生児時期からカトージのjoieトラベルシステムを使っています。
2人の子どもに使用したからこそ分かった、メリットデメリットを詳しく解説してみたいと思います。
トラベルシステムを使うのにおすすめの環境は?
トラベルシステムは赤ちゃんを乗せるカゴのようなこちら↓

この“ベビーシート”と呼ばれるものが、そのままチャイルドシートになったり、ベビーカーに乗せて動かしたりできる製品です。
その最大のメリットは赤ちゃんをいちいち抱き上げて移動させなくてもいいこと。
ベビーシートに赤ちゃんを乗せたまま、車やベビーカーに乗せたり、そのまま赤ちゃんを運ぶことができます。その為赤ちゃんが車の中で眠ってしまった時など、ベビーカーに移すためにせっかく眠った赤ちゃんを起こさずにすみます。
逆に車もベビーカーを使わず、抱っこ紐だけで移動することが多い人には不向きです。
自宅でゆっくりベビーシートに赤ちゃんを固定してから車にいけるので、産まれたばかりで装着に慣れていない時も余裕を持てます。
車に行ってから赤ちゃんにシートベルトを装着する時間が不要なのもメリットです。雨の日や他に荷物を持っている時などもさっと乗せることができます。
また、上の子がいても赤ちゃんの準備のために駐車場で目を離す時間が少なくなり安心です。
車、ベビーカーどちらかしか使わない人にもベビーシートはメリットあり!

ベビーカーはよく使用するけど、車には乗らないな〜。

車、またはベビーカーだけしか使わない。そんな人にもトラベルシステムのベビーシートはメリットがあります。
狭いカフェでもベビーシートが活躍
例えば店内が比較的狭い飲食店に入る時、ベビーカーだと入れないこともありますよね。お座敷があればいいのですが、月齢の低い赤ちゃんはまだお座りができないので、お子様用の椅子も使えません。
ずっと抱っこしながら食事する…なんて、ママもパパも大変です。
そんな時もこのベビーシートがあれば、少し大きめの椅子やベンチシートの上に乗せて赤ちゃんの居場所にすることができます。
実際この使い方はとても便利で、わが家もカフェや飲食店に入る時はいつもベビーカーを使わずにこのベビーシートを持っていっています。そのまま赤ちゃんを乗せて持ち上げてしまえばいいので、狭い店内でもベビーカーを出すよりスムーズに動けます。
居心地抜群!?揺らしてバウンサーがわりにもなる
ベビーシートはゆらゆら揺らしてバウンサーのように使用することもできます。
わが家の長男はこのベビーシートの中がとても居心地よかったようで、自宅でもベビーシートの中で寝ていました。
寝ぐずりの対応もベビーシートを揺らすだけなので、パパやおばあちゃんにもお願いできてよかったです。
ただ、これは赤ちゃんによって個人差があるようで、次男はベビーシートに入っているよりも抱っこが好きです。
車やベビーカーでの移動中で、振動のある間は静かにしていてくれますが、止まると抱っこを求めて泣き出します。家の中で静かにベビーシートに入っていてくれることはほとんどなかったです。
たましか乗らない車や飛行機用のチャイルドシートとして使える

ベビーシートさえあればシートベルトで車に装着できてしまうため、車に乗る機会が少ない方や何台か車を乗り換える場合などもチャイルドシートの心配がなくなります。
一般的なチャイルドシートは重量もあり、付け替えかるのも一苦労…。赤ちゃんを抱えながら、なんて絶対に無理です。
たまにしか赤ちゃんを乗せない車用にも別でチャイルドシートを用意してしまう手もありますが、使わないときにかなり邪魔になりますし、費用もかかります。
しかし、トラベルシステムはベビーシートに赤ちゃんを乗せたままシートベルトで装着することもできるので、一般的なチャイルドシートを付け替えるよりもはるかに簡単です。
ただし、トラベルシステムを便利に使うにはベースと言われるベビーシートの下につける土台が必須です。たまーに乗る車にシートベルトで装着するならベースも不要かもしれませんが、頻繁に車に乗る場合や、何度もベビーシートを付け替えて移動する場合は必須アイテムです。
慣れればシートベルトでの装着も30秒程でできますが、頻繁にシートベルトで装着していると「トラベルシステムって不便〜。やめとけば良かった。」なんて後悔する日がきっと来ます。
また、JAL、ANAではベビーシートを機内に持ち込み、チャイルドシートとして利用することができます。航空会社が指定した日本や欧州などの規格を満たしている必要がありますが、ほとんどのトラベルシステムのベビーシートはクリアしています。
ベビーカーは無料で手荷物として預けることができるので、空港まではベビーカーで、機内ではチャイルドシートとしてトラベルシステムを便利に利用できそうです。
1人目が卒業した今思う、トラベルシステムのデメリットは?
最大のデメリットは使用期間が短いこと。対象年齢よりも重量でギブアップ!
これはどの会社のトラベルシステムにもいえることですが、ベビーシートの使用期間が新生児〜1歳程度と短いです。わが家の長男も成長曲線ど真ん中の発達具合でしたが、1歳前にはベビーシートの限界を感じました。
赤ちゃんがシートの中でキツそう、というよりも前に、重たいんです!
今発売されているトラベルシステムのベビーシートは、1番軽いアップリカのものでも2.6kgあります。それに10kg前後になる1歳児が加わると、もう持ち上げるときには「よっこらしょ〜!」っと、一々気合を入れないといけなくなります。
それならば車に付けっぱなしにして、チャイルドシートとして利用しようと頑張っていましたが、トラベルシステムはほとんどの土台(ベース)が回転式ではありません(最近はアップリカやnunaから回転式ベースが出たのでこれから普及するかもしれませんが)。回転式でないベースの場合、ベビーシートを車に取り付けたまま、赤ちゃんを後ろ向きに固定するのもまた一苦労なんです。
結局わが家の長男は、1歳前にはベビーカー以外のトラベルシステムは卒業しました。

私が使用していたジョイートラベルシステムの旧品では帆が畳めない、クッション性が悪い、などのデメリットもありましたが、新製品ではどちらも改良されています。
短い使用期間ならば、価格で決めてもいいのでは?有名どころ4社を比較してみました。
確かにトラベルシステムは便利です。私は買って後悔したことはありません。
しかし子育てには他にも様々なお金がかかるので、こればかりにお金をかけるわけにもいかないのが現状です。
もしもトラベルシステム自体が5年10年と長い期間使えるものであれば、高価な物を買う価値もあるかもしれません。しかし、実質使用期間は1年程度であることを考えると、コスパの面も考慮する必要がありそうです。
現在日本で売られているトラベルシステムの有名どころはカトージ以外にアップリカ、マキシコシ、サイベックスなどがあります。ちなみにコンビのトラベルシステムは現在生産終了となっています。
ベビーシート+ベビーカー(+必要な場合はベービーカーへ接続するためのアダプター)の価格を4社で比べてみました。
会社名 | 税込価格 (ベースあり) | 税込価格 (ベースなし) |
---|---|---|
カトージ joie Gemm(ジェム) | 51,084円 | 36,234円 |
アップリカ スムーヴTSインファントカーシート | 128,700円 | 106,700円 |
マキシコシ ペブルプロアイサイズ | 134,800円 | 104,000円 |
サイベックス エイトンM i-Size | 80,520円 | 57,420円 |
※ベビーシート、ベビーカーともに全社最低ランクを選択し、2022年5月時点の正規販売店価格で比較(セット価格も含む)
価格を比較してみると、カトージのトラベルシステムが1番お求めやすくなっています。

確かに安いけど、安すぎるのも心配。安全性は大丈夫なの?
安全性に関してはどれも一定水準以上の安全性能は評価されています。
実際、ジョイートラベルシステムのベビーシート“ジェム”は、国際連合欧州経済委員会で制定された“ECE R44/04”という安全基準をクリアしています。さらに基準にはない側面衝突にも対応しています。
また、国土交通省が毎年実施している“チャイルドシートアセスメント”の2021年3月版でも前面衝突試験で最高評価の『優』となっています。

こちらはベビーシート“ジェム”のシートベルト固定での評価です。ISOーFIXを使用したベースでの固定でも同様に“優”評価を取得しています。
まとめ。トラベルシステムはおすすめできるのか?
新生児から1歳前まで限定で使用するものだと割り切れば、とても便利に使えます。
しかし、ベビーカーや土台はそのまま使い続けられるとしても、価格が高いことはネックです。これから購入を考えている方は、月齢の低いうちだけのリースや中古品の購入も含めて検討して頂きたいです。
ただし、子どもは2人以上と考えている場合は、中古品の購入はあまりおすすめできません。わが家では1人目使用〜2人目使用までの保管期間で、思ったよりもボロボロになっていました。
1人目で中古品を買って2人目使用の際にボロボロでまた買い直す…、なんてことになるのなら、初めから新品を買うことをおすすめします。(中古品を検討される際は、送料が高くつくメルカリよりも実物も見られるリサイクルショップがおすすめですよ〜。)

ギリギリまで迷っているパパママ!
わたしは長男が予定日2週間前に産まれ、退院時に間に合わなくなってしまったので、準備はお早めに〜!