妊娠・子育て中も!夜勤専従看護師(常勤)としての働き方を振り返る〜2人目育休中〜

るまむ

こんにちは!0、3歳男児2人の母るまむです。
独身時代から療養型病院で常勤の夜勤専従看護師として働いています。


1人目の妊娠中、2人目の妊娠中も夜勤だけ!の働き方を貫いてきた私が,妊娠中や子育てをしながら夜勤専従看護師をするメリットや直面した問題をまとめてみました。

目次

夜勤専従看護師のシフト・給料は?リアルをブログで公開

休みが多い?夜勤専従看護師のシフトはどんな感じ?

夜勤専従看護師とは、その名の通り病院や施設の夜勤シフトをメインで入る看護師です。勤務先により規定は違いますが、2交代制の夜勤専従看護師の場合、常勤で月9〜11回の夜勤に入ることが多い様です。

るまむの場合は16:30〜翌9:30までの拘束時間で、月に9回夜勤(人が足りない月は10回)があります。
ちなみに就業規則上は16:30〜ですが夜勤業務の準備のため、16時には働き始めています。残業も30分〜1時間近くある日が多いです。
これでも看護師としてはかなりホワイトな職場ですよね…。

まだ子どもがいなかった1ヶ月=30日のシフトがこちら↓

1ヶ月に夜勤は9回,と決まっているので1ヶ月が28日の月と31日の月では夜勤の間隔が全然違います。
1ヶ月が31日ある月は休みが13日あるので,休日日数はかなり多い方と言えると思います。

この他にも有給休暇2日分で夜勤1回が免除されるのですが,夜勤が減る=夜勤手当が減るシステムなのであまり取得していません。

給料が多い?夜勤専従看護師の給料を大公開!

こちらは看護師歴8年目(転職1回、途中1年半育休で2回昇給なし!),2人目妊娠時のるまむのリアル給料明細です。

この給料は夜勤専従としては少ない方だと思います。
この他職場によっては夜勤手当とは別に,“専従手当”が数万円つくところもあったりします。急性期の病棟なんかだと,そもそもの夜勤手当も高かったりしますしね。

るまむの職場は看護師の給料によくある,基本給が安くて職種手当が高い,というタイプではないので,基本給はそこそこあります。基本給の高さはボーナスの算定にも関係してくるので、転職の際に大切にしたポイントでもあります。


その他、交通費は家→職場が片道30km以上あるので月9回出勤でも毎月2万円支給されています(何とうちの職場は正社員であれば出勤回数に関係なく同額!)。
家族手当がついているのは、第1子がるまむの扶養に入っているためです。

妊娠中でも夜勤専従は続けられた!でも大変でした。メリットはあったのか?

るまむは1人目も2人目も、産前休暇直前まで夜勤専従として働き続けました。
1人目は予定日2週間前,2人目は予定日10日前の出産だったので,出産1ヶ月前まで夜勤をやり続けていたことになります。(予定日前にも関わらず,2人とも3500g位の大きな赤ちゃんでした。)

ただ,終わってから振り返ると,かなーりしんどい妊婦生活でした。これは日勤だけのシフトに変更していても、変わらない事実だったかもしれませんが…。
産後5ヶ月たった今でも,もう二度と妊婦には戻りたくないと思っています。

しかし1人目の産後も,次に妊娠した時は絶対に夜勤専従はやめてやる!何なら仕事も辞めてやる!と思っていたにも関わらず,2人目の妊娠中もるまむは夜勤専従を続けることを選びました。

それはなぜか?やはり,夜勤専従を続けることに大きなメリットを感じていたからです。

妊娠中も夜勤専従を続けるメリット
①夜勤手当が減らないので産前の給料も減らない
     ↓
 結果,産育休中に貰える手当も減らない
②出勤回数が減らせるので出勤にかかる時間が短縮できる

①最大のメリットは,産前休暇〜育休の時期に貰える手当て“出産手当金&育児休業給付金”が夜勤手当分増えることです。
これらの給付金では夜勤手当として支給されたお金も含めて計算されます。

るまむの場合

毎月90,000円の夜勤手当がついています。
もしも妊娠発覚後すぐに夜勤をやめていた場合,子どもが1歳になって復職するまでに最大約760,000円のもの手当が減る試算になりました。

②夜勤専従は出勤回数が少なく休みも多いので,往復の出勤時間や支度のための時間が削れるのも大きなメリットでした。
妊娠中,特にお腹が大きくなってくると1つ1つの動作に時間がかかるんです。出勤回数が減ることで節約できる時間は妊娠前よりも大きかったです。

育休後も夜勤専従は続ける?子育てしながら夜勤を続ける意味は?

育休復帰は働き方を見直す大きなきっかけになります。るまむも育休中にたくさん考え、悩みましたが、結果、夜勤専従を続けるという結論に至りました。

子育てしながら夜勤専従を続けるメリットは?

子どもが小さいうちに夜勤をしていて大丈夫?子どもに影響がでそう…。
るまむも始めはそんな不安を抱えていましたが、現在3歳半の長男はとっても優しいお兄ちゃんに成長しました。

子育てしながら夜勤専従を続けるメリット
短い時間で効率よく稼ぐことができる
  ↓
ある程度の収入を維持しながら子どもと関わる時間も持てる

夜勤専従は働く時間の関係上、仕事の時間に対して給料が高くなる働き方です。
“夜一緒にいる”ということに拘らなければ、他の働き方よりも子どもと一緒にいる時間を長くとることができます。
また、収入もあるため、休みの日に子どもと一緒に旅行へ〜なんてこともできたりします。

るまむ家の場合

あまり育児に積極的な関わりがなかったパパの育児参加を促せた、というメリットもありました。子どもがパパと過ごす時間が増えたことで、父子関係の維持にも役立っています。

なぜ子どもが小さいうちに稼ぐの?〜子どもと一緒にいたい時期を考える〜

あなたが子どもと一緒にいたい、大切にしたい時期はいつですか?

るまむは子どもが1歳になるまでの間、そして小学校低学年です。

これは人それぞれ違うのかもしれません。3歳児神話があるように、幼稚園や小学校に入るまでは一緒にいてあげたいと思う人もたくさんいるでしょう。

しかし、子どもが小さいうちを“働きどき”と捉えることで様々なメリットもあります。

子どもが小さいうちを“働きどき”とするメリット
①保育園、託児所といった施設が(小学校と比べて)ととのっている
②早めにお金を貯めることで長期の資産形成ができる
  ↓
小学校入学時など、必要な時に働き方を変えて子どものフォローができる

①は地域によっても変わってくるのかもしれませんが、一般的に保育園ほど遅くまでやっている学童は少ないです。また小学校も、現代の共働きという風潮に追いついていない制度が残っている地域も多いです。子どもが小学校に上がってから本格的に働こう、と考えていても、思うように働けない、なんてこともあります。

②複利運用を前提とした資産運用であれば、早くから始めることは資産を増やす上でとても重要です。子どもが1歳の時に稼いだ10万円と、子どもが10歳の時に稼いだ10万円の価値は同じではありません。

小学校低学年の内は毎日の生活や学習面など、親がフォローしてあげたいことも多いはず。子どもが小さいうちにある程度の貯蓄があれば、小学校入学に合わせて働くペースを見直すこともできます。→“小1の壁”問題の対策にもなりますね。

夜勤専従復帰の際に直面した子ども問題〜スムーズな育休復帰を目指す!〜

夜勤専従としての復帰を決めた後も、子どもがいるからこその様々な問題に直面しました。近くに頼れる実家も友達もないるまむ家での対応策もご紹介します。

夜勤中の子どもの面倒は誰が見るのか問題

育休復帰後も夜勤専従を続けようと思うのなら、まず考えなければいけないのが夜勤中に誰が子どもを見るか、です。
パパがいる?実家のお母さん?
協力してくれる家族がいればそこでお願いできます。その場合は復帰前から少しずつ、夜の過ごし方ややるべき事を伝える“予習”が必要となってきます。

もし頼る人がいない場合、勤務先によっては、24時間開いている託児所があるところもあります。初めから託児所の有無を調べて転職する、という手もありますね。

るまむ家の場合

24時間託児所つきの職場を選んで転職。
双方の地元ではない田舎に移住中なので、夜勤中はパパに頼るしかありません。パパが無理な時は職場の託児所に預けています。

夜勤時の保育園お迎え問題

夜勤の入りの日の送り、明けの日のお迎えは夜勤前や夜勤後に自分で行くことができます(ただ、睡眠時間確保の観点からはかなり大変です)。
しかし、夜勤入りの日のお迎えと明けの日の送りは自分ではどうにもなりません。
ここで家族のサポートか、職場の託児所に頼るのか、その他の有料サービスに頼るのか…ここも大きな問題です。

るまむ家の場合

初めからパパが保育園に送迎できる場所・時間に合わせて保育園を選びました。家から車で20分ほどの保育園に、1歳児4月入園枠を何とかゲット(途中入園は落ちて、育休延長しています)。以来保育園の送迎はパパの仕事になっています。

るまむの職場には、一旦職場の託児所に預ける→自分で迎えに行く→地域の保育園に預ける、と、預け先を工夫しながら1人でやっていた先輩もいました。

保育園のお休み対応問題①〜日祝日編〜

夜勤中見てくれる人もいる!保育園の送迎も何とかなりそう!
次に襲ってくるのは保育園お休み対応問題というこれまた大きな課題…。

保育園はほとんどの園で日曜日・祝日・年末年始は休みなのです。さらに土曜日でも園によっては行事があったり、そもそも短時間しか預かってくれないなどの落とし穴があります。
しかし、夜勤専従看護師の仕事は365日…。学生時代は喜んでいた休みも「また祝日ーー!?」と叫びたくなるほど厄介な頻度でやってきます。

家族で休みの人がいれば子どもをお願いできますが、いない場合は何かで調整するしかありません。その日だけは職場の託児所に預ける、職場に頼んでシフト調整をかけてもらう、事前に有給休暇を取得する、などの対策で乗り越える必要があります。

るまむ家の場合

パパはサービス業のため土日祝日は休みがないので、何とかシフトで調整してもらっています。
どうしても調整が効かない場合は職場の託児所へ預けてます。

ただ、シフトで調整、という対応をとるとかなり悲惨なシフトになることも…↓

上のシフトでは日曜日4日間と、祝日2日間に夜勤入り・明けが両方とも被らないよう調整してもらっています。
週半ばは日曜日以外の休みがない連続夜勤です。さらにこの日曜日は子どもの世話という重労働がついてくるので、実質休みなしで働き続けている感覚に陥ります…。

月の日数や祝日の入り方によっては、託児所や有給休暇の利用がやむを得ない時もあります。(祝日が2日間に増えた2月が恐ろしいです。)

保育園のお休み問題②〜子どもの体調不良編〜

上の日曜・祝日の問題は事前に休みが分かっている分まだ対応が効きます。しかし、突発的な子どもの体調不良、この対応には夜勤専従ならではの難しさがあります。

そもそも夜勤→代わりの人を見つけるのが難しく、休みが取りずらい

という考えを持っている方も多いのではないでしょうか?るまむの職場も以前から何とな〜くそんな風潮がありました。

しかし、子どもの体調不良は保育園の判断1つ(1度子どもの足の皮下出血で呼ばれたことがあります)で仕事中でも急なお迎えコールとなることも…。特に保育園に通い始めたばかりの頃は子どももしょっちゅう病気をもらってきます。

職場に掛け合って自分で対応する、家族で対応してくれる人がいるなら頼む、病児保育や有料サービスの利用…など、復帰前からしっかり対策を練っておく必要があります。

るまむ家の場合

夫が土日祝日に休みを取らない代わりに、突発的な休みで有給休暇を取得しています。(事前に夫が職場に掛け合っています)

さらにるまむ家では、“育休復帰前の慣らし復帰”で子どもをある程度集団生活に慣らしておきました。

育休中バイトの勧め!〜スムーズな育休復帰のために〜

るまむは職場の託児所を利用しながら、育休中に同じ職場でバイトとして日勤業務を行なっていました。
これは、元々職場の人手が少ない時のヘルプの為に始めたものでしたが、スムーズに育休復帰できたという思わぬメリットがありました。

育休手当は育休半年後から元の給料の半分まで支給が減ります。
あまり知られていませんが、育休手当と合わせて元の給料の8割までなら、育休手当を満額もらいながら同じ職場で働くことが可能です。

この制度を利用して、るまむは子どもが8ヶ月の時から、月に8回ほど日勤として慣らし復帰をしていました。

やはり、働き出した当初は1ヶ月に2日程度は子どもの体調不良でお休みすることに…。

日勤で、しかもバイトとして、シフトに入っているからこそ突発的な子どもの体調不良に対応することができました。夜勤専従復帰後であれば、夫婦だけで対応しきれていたのかわかりません。

おかげさまでその半年後、本格復帰をした後は子どもが体調を崩すことも減り、1年間で1週間位夫が仕事を休む程度で対応できました。

まとめ!妊娠中〜子育て中の夜勤専従看護師はおすすめできる?

金銭的、時間的には大きなメリットがありお勧めできます!

しかし、妊娠中の体調・精神面の辛さや、復帰にあたって様々な調整が必要になることなど、夜勤専従を続けるためのハードルは決して低くはないです。万人に勧められる働き方でもないと思います。

続けるか迷っている方は、無理せず自分のしあわせを考えた結論を!夜勤専従を辞めても他にお金を稼ぐ方法なんてたくさんあります。

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