
こんにちは!元メタボ家計の2児ママるまむです。
年を重ねていくと様々な人生経験が増えて、色んなことにこだわりができてくるものです。食品や日用品にこだわった結果、ついつい出費が増えてしまう…。なんてことありませんか?
でも、家計を気にしすぎて節約ばかりだとストレスも溜まっちゃいますよね。
こだわりどころと削りどころを見つけ、バランスの取れた家計を目指す。子育て世代るまむ家の実例をもとにご紹介します。
こだわり=悪なのか?ネガティブイメージもあるけれど…〜全て捨てるのはもったいない!
“こだわり”という言葉は元々ポジティブな意味ではありません。他人にとってはどうでもいいことを強く気にして執着する、どちらかというとネガティブな言葉です。

こだわりを持つことは悪いことなの?

そんなことありません!
そのこだわりだって元々は、自分や家族を思ってできた信念だったり、過去の経験から得た貴重な知識であったりするはずです。
今30代のるまむには、こだわりという言葉にネガティブなイメージはほとんどありません。少しずつ世間のこだわりに対する見方も変わってきているのだと感じます。
しかし、人生経験が増えるに従って、こだわりは少しずつ増えていきます。グルメや美容費、日用品まで…こだわりに従ってお金を使い続けた結果、どういうことが起きるのでしょうか?
こだわってお金を使った結果、貯金ができない。それ、メタボ家計です

やっぱりこだわりは大切にしなきゃね〜。食事も服も、車もいいものにしなくちゃ!
収入が多いのに貯蓄が貯まらない…そんな家計のお悩み相談を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか?
そのような家計は、収入に比例するように支出も増えている、いわゆる“メタボ家計”に陥っているのです。
こだわって少しずついいものを選ぶ…を繰り返していった結果、それらの出費が積もり積もって支出を増やしているのです。
こだわりは大切ですが、誰もがみんな、自分のこだわり全てにお金をかけられるほど、余裕のある収入ではないはずです。
そこで、自分のこだわりどころを見極める、こだわりの取捨選択が必要となってくるのです。
お金をかけるべきこだわりポイントと削るべきポイントを見極め取捨選択。家計のバランスをとる!

じゃあ結局、こだわりを捨てて支出を削らなきゃいけないってことー!?

全てのこだわりを捨てて節約する必要はありません。今のあなたにあった部分だけこだわってお金をかける、という考え方に変えましょう。!
少しでも節約しようと、こだわりを捨てて何でもかんでも支出を削る。
でもそれを続けた結果、反動で浪費に走ったり、節約自体が長続きしなかったら何の意味もありません。
長く、ストレスなく続けるためには、今の自分にあったこだわりを取捨選択し、家計の帳尻を合わせていくことが必要になってきます。こだわりを捨てないポイント=お金のかけどころと、今はこだわりを捨てて節約する=お金の削りどころ、を見つけて家計のバランスをとるのです。
子育て世代の家計費、お金のかけどころと削りどころ〜るまむ家の実例〜
では実際、子育て世代であるるまむ家は何にこだわってお金をかけて、何を削って家計のバランスをとっているのか、をご紹介しますね。
るまむ家スペック
・30夫婦+0、3歳男児+犬1匹
・共働き年収800万円程度(妻育休中)
・田舎に移住中
基本的には
お金をかけてこだわるポイント→食材費、レジャー費
お金をかけない削りポイント→服飾費、子どもの日用品費
どちらとも言えないもの→美容費、外食費
となっています。
食材費〜質は落とさず、使い切ることを意識する
夫婦2人暮らしだった20代までは、こだわるポイントもあまりなく安いものをどんどん買っていました。
しかし、子どもができて毎日料理をするようになると、段々と自分なりのこだわりポイントが増えていきます。今のるまむ家では、食材費は“節約する”よりも“使い切る”の方向を重視しています。
・豚肉は国産
・鶏肉はモモ肉
・買い替え頻度の少ない調味料は質にこだわって買う
・野菜は産直スーパーで鮮度のいいものを
食品の産地などは、はっきりと違いがわかるものだけにこだわるようにしています。
るまむは昔から豚肉の臭いになぜか敏感で、質の悪いものを食べるとすぐにわかってしまいます。
しかし鶏肉は食べ比べてみても、外国産と国産の違いがわかりませんでした。その為、鶏肉は産地やブランドは気にせず、安いものを買っています。
また、るまむの料理の腕では鶏胸肉がどうしても美味しく料理できないため、買うのは鶏モモ肉だけと決めています。
日本酒やみりんなど、買い替え頻度が高くないものは値段より品質を重視して買っています。
食べてすぐに気がつく部分まで食品の質を落としてしまうと、食事の楽しみも減り、生活の質の低下にもつながります。るまむも一度質を落としてみて、すぐに戻したものもあれば、そのまま気にせず使い続けているものもあります。
・冷蔵庫の食品は使い切ってから買い足す
・市販のタレや素は買わず、シンプルor自分で調合できる味付け
食品ロスをなくす観点からも、冷蔵庫の中身は把握できる・使い切れる程度までしか買わないと決めています。
市販のタレは使うと時間の節約にはなるのですが、その分値段が高くついてします。
また、味付けを甘く感じるものが多いため、るまむ家夫の口に合わないことも…。自分で調合するか、塩胡椒をふるだけのシンプルな味付けにしています。
・月に2回のまとめ買いで無駄買い防止
・スーパーの得意を見つけて使い分け
・普段の買い出し担当は夫
田舎なこともあり、食材の買い出しは月に2回、家族みんなで行っています。お肉が安いスーパー、保存食品が安いスーパーなど、毎回3件ほどハシゴしてそのスーパーが得意なものを買っています。
牛乳やお魚など、まとめ買い以外で必要なものは無駄買いの少ない夫にお願いしています。
外食費〜自分なりの価値を見出したものだけに絞り節約を
・事前に調べてこれが食べたい!と思ったものは多少奮発してでも食べる
・家では作れない、ここでしか食べられない、など自分なりに価値を感じたものを食べる
るまむ家夫はネットで調べて美味しいものを食べにいくことが大好きです。
毎回行けるわけではないですが、下調べをして食べにいく奮発ご飯は夫婦の楽しみにもなっているので、そこはこだわってお金を出すポイントだと考えています。
・遅くなった、面倒臭いなどの理由での外食は控える
・避けられない場合は価格の安いお弁当やファストフードを利用
・短時間の外出でもペットボトルに水持参
特に子どもができてから増えがちなのが、この無駄とも言えてしまう外食です。
できるだけ避けてはいますが、子どものお腹の空き具合や時間の関係でどうしても、という時もあります。
そんな時は、安いお弁当やファストフードで済ませてしまいます。中途半端な値段のおいしくないもの、は選ばないようにしています。
また、ペットボトルに飲み水を入れて持ち歩くことで、頻繁な子どものジュース買って攻撃を躱しています。
短時間だからいいだろう…と思った時に限って自分も子どもも喉が渇くんです。お茶よりも沸かす手間や水筒を洗う手間の省ける水を、空きペットボトルや水筒に入れて持ち歩いています。
レジャー費〜節約しながらも今しかできない経験にお金をかける
・子どもが興味を持ったものはできる限りやらせてあげる
・家族の思い出作りの旅行は妻るまむのリフレッシュも考慮する
子どもにさせる経験の為に、レジャー費を削りたくない、という価値観は、るまむ自身が貧乏家庭出身なことも関係していると思います。

全てに応えてあげられるわけではないですが、子どもの「やってみたい」にはできる限り時間とお金を割く方針です。
誕生日や結婚記念日などは子連れで奮発して外食をするのが難しいこともあり、1泊2日の旅行に行くことが増えました。
しかし、子どもが小さいとせっかく旅館に泊まっても、お風呂やご飯をゆっくり楽しめないことも多く…。考えた結果、部屋付きのお風呂と部屋食が、るまむ自身もリフレッシュできるベストな選択、と気がつき家族旅行の際の旅館選びにはこだわっています。
・公共の施設を何度もリピート
・予算が厳しい旅行は思い切ってスキップ
・近場のレジャーで交通費削減を
近場の大きな公園や図書館、児童館でも、子どもにとって記憶に残る楽しい1日が作れたりします。
この前はすぐに飽きて途中で帰ったけれど、今日は行った先でお友達ができて楽しく遊べた!なんてこともあるので、期間を空けて同じ場所をリピートしています。
予算が厳しい時は、誕生日でも旅行はやめてしまいます。その分次の旅行を豪華にしようと、数ヶ月前からネットでお得情報を調べまくっています。
子どもが小さいと、長距離のレジャーは難しいですよね。そんな時は交通費削減も兼ねて、レジャーは下道で行ける範囲の近場だけ、と割り切っています。
家族旅行でもなるべく近場を選んで交通費を削減。その分は旅館代金に上乗せし、いい旅館に早めに着いてゆっくり…な旅行を選択しています。
服飾費〜良いものを長く着る、は諦めてしまう
・いいものを長く、は辞めてきれいな服をきれいな内だけ
今はいいものを長く大切に着るライフステージには立っていない!と割り切っています。
基本的に服飾費にはお金を掛けない、と決めて、汚れてショックを受ける値段のものは買いません。
“いいもの”ではなく“きれいなもの”を着るため、落ちない汚れや型が崩れたものはすぐに捨て、新しいものを買っています。きれいならば、フリマアプリや古着でも十分です。

特に白い服なんかはすぐに汚されてしまいます…。いちいち汚れ落としに時間なんて割いていられません!
子どもの日用品費〜中古を前提に考える
・買う前にネット通販やフリマアプリで検索する癖をつける
・大型品はリサイクルショップも見に行く
・服は基本的に古着。今着られるぴったりサイズのものを選ぶ
店舗で新品を買うと高い子ども用品も、ネット通販や中古ならば驚くほど安く売られていることも多いです。買う前にネットで調べる一手間で、自分自身も納得してお金を払うことができます。
また、送料が高くつく大型商品(ベビーカーやチャイルドシート、自転車など)は、その場に実物が置いてあるリサイクルショップなどの方が安く売られていることも。品数は限られてきますが、商品を実際に見て確認できるのもメリットですよね。
るまむ家では子どもの服はほとんど古着です。子ども服の新品ってついついかわいく見えてしまいますが、サイズアウトはあっという間。新品で長く着れるように、と大き目のブカブカの服を着せるよりも、ピッタリサイズの中古の方が案外かわいく見えたりします。
ただ、兄弟で使いまわせて汚れにくいアウターなどは、新品でちょっと良いものを買うのもありかもしれませんね。
おもちゃも興味が無くなった時に、中古で買った安いものだと割り切れば処分もしやすかったりします。

おもちゃ屋さんに行く代わりに、リサイクルショップのおもちゃコーナーに連れて行くと、るまむ家の子どものテンションは爆あがりです。
箱に入っているおもちゃ屋さんのおもちゃよりも、ビニール袋越しに全体が見えるおもちゃの方が、子どもにはイメージしやすいみたいです。
美容費〜肌にあったものを使い切る努力をする
・肌にあったものを使い切る
・割高でもスットクは買わない
・物によっては使い掛けの中古も試してみる
肌にあった、を見極めるのが難しいのですが、るまむは自分と同じ敏感肌の美容ブロガーさんを見つけて、その人のおすすめを使うようにしています。(いつもありがとうございます、かず○すけさん…)
大量に買った方が安かったりするのですが、割高でもストックになるものは買いません。途中で肌に合わなくなったり、使用感に飽きたりすることも多いです。
また、物によってはフリマアプリで使いかけを少量だけ売っているものを試しに買ってみたりもします。新品未使用品も安く売ってたりします。
まとめ〜お金をかけるこだわりポイントも残しつつ自分なりに帳尻を合わせる
こだわりを持つことは素敵なことです。
しかし、こだわりに従ってお金を使いすぎて全く貯金ができない…なんてことは誰しも避けたいはずです。
世の中にはこだわりなんか持たずに徹底的に節約をしている人もいますが、生活の質を保ちつつストレスなく節約するためには、今のあなたにあったお金のかけどころを見つけることも大切です。
自分なりのお金のかけどころを見つけたら、今度はそれ以外の部分で、こだわらずに節約するお金の削りポイントを見つけて支出の帳尻を合わせます。このようにこだわりを取捨選択することで、バランスのとれたメリハリ家計を作っていくことができます。
今回は子育て世代の実例を記しましたが、ライフステージやその人の状況によって、お金を使うべきポイントと削るべきポイントは全然違ってきます。また、一度決めたポイントも時間とともに少しずつ変化してきます。

上の実例は子どもが0、3歳とまだ小さいるまむ家の、今現在のこだわりポイントと節約&工夫ポイントです。

こだわりと節約のバランスを考えて、今の自分と家族にあったお金の使い方を考えてみよう!